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なぜ、このサイトとCLAメソッドを創ったのか?Why?

CLAメソッドが生まれた経緯ー2The whole story of CLA method - 2


  それは、【英語の自然習得への淡い期待を捨て去れた】ことです。つまり、赤ちゃんのように大量に英語を聞き続ければ、自然と英語が突然ぺらぺら溢れ出す、、、という誰もが抱くであろう淡い期待自体に、期待することがなくなりました。

  「自分は、帰国子女でもネイティブでもなく、英語と母語言語が似ている欧州人でもなく、純ジャパだ。それにもう赤ちゃんでもなく成人してしまっている。完全な自然習得は潔くあきらめ、戦略に基づいた意図のある学習で、英語をマスターしよう。」そう思うようになりました。

  とは言うものの、もちろん、自然習得の考え方は非常に重要です。音(リスニング)が言語において重要な役割をもっていることは、音を聴くことから始まる自然習得の順番を考えれば明らかです。

  おそらく、今この文章を読まれているあなたも、日本語を自然習得でマスターされたと思われます。ただ、あなたが赤ちゃんのころ、どのように日本語を習得したのでしょうか? 日本語を習得していく過程で、親や周りの大人が懇切丁寧に優しい言葉で話しかけてくれ、たくさんの言語的間違いも許され、生きるために必死に言語習得に無意識に専念でき、かつ、何年もの猶予が許されていた状況があったはずです。

  この状況を、あなたの英語学習環境として意図的に作り出せるのであれば、むしろ、自然習得は不可能ではないはずです。現に、親の海外転勤などで無理矢理現地の小中学校/高校へ通わなければならなくなった純ジャパの子どもが、英語をネイティブ並みにマスターしてしまうのも、この状況が再現されたからだと考えています。

  「じゃあ成人した我々は、大学や語学学校に留学すればいいんじゃないのか?」という発想に至りますが、大学になってしまうと、ある程度自由にカリキュラムが自分で組め、交友関係なども個人の自由裁量にまかされる部分が大きくなってしまいます。つまり、小中学校/高校に通わざるを得ない子どものように四六時中、半強制的に缶詰にされて英語の必要性に迫られ、英語を聞き続ける状況ではないわけです。さらに、語学学校に関しては、日本人が同時期に在籍しているケースが多く、英語がそこまで話せなくても、サバイバル英語だけで買い物だけ済ませれば、なんとか生活できてしまう事情もあります。

  先述の意識改革が起きてからは、【留学=英語にあふれていて勝手に英語を上達させてくれる夢のような場所】という他力本願で受動的な意識から、【留学=週7で通う良質な英会話学校】ととらえ直し、自らが学習し、その留学環境を活用していく、という自発能動的な意識に変わることができました。

 その意識改革に加えて、CLAメソッドの原型ができ、純ジャパの英語成長過程と学習戦略が明確になったことで、「どのレベルの、どの手法を、どの英語能力をのばすために、どこまでやれば良いかが明確になり、かつ、今やってることが正しいんだ!」という確信が持てるようになりました。それにより、以前のようにコロコロと成果が出る前に学習方法を変えることもなくなりました。

  そして、「今自分は、英語の成長段階でいうと、このあたりのレベルにいるんだ」という成長過程における位置把握ができるようになり、すぐに成果を求めてしまう焦りが薄れました。また、その位置把握により、焦りが薄れたおかげで、ABCの発音からやり直す決心がつきました。

  いくら、CとGが言い分けれないからといって、かなりの量の語彙を暗記し、難しい英語の論文などを受験勉強である程度は読みこなせるようになっているレベルで、小学生でやるようなABCのアルファベットの発音からやり直すことに、正直最初は、 非常に強い抵抗 がありました。

  ただ、自分の今いるレベルは、読解は中級レベルだとしても、リスニングやスピーキングに関しては、




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